中国留学情報

中国での手続き

入寮・入学手続き

大学に着いたらまずは寮に行って入寮手続きをします。最初に寮の窓口で入学許可書を見せます。空いている部屋を見せてもらって、その中で気に入った部屋への入寮手続きを済ませます。代行業者などを使って寮の予約をしている場合はその旨を伝えます。

その際、押金と呼ばれる保証金(敷金)を払います。また、大学によっては1学期分の寮費を一括納付する場合もあります。

入学直前に行った場合、すでに大半の部屋が埋まっていて選択の余地がなかったり、最悪の場合は寮に入れず、ホテルや民間のアパートを探さざるを得なくなる場合もあります。現地に慣れる意味も含めて、できるだけ早めに現地入りしたほうが良いでしょう。

入寮手続きが終わったら、留学生事務所に行って入学手続きを済ませます。

ここから先は各大学によって異なります。必要書類一式をすべて持って事務所に行ってください。留学生部の事務職員は一連の作業に慣れていますので、彼らの指示通りに済ませて終わらせれば、あとは授業スタートを待つだけです。

臨時住宿登記表

中国に来た外国人は、「入国後24時間以内」に宿泊している場所を「その地域を管轄する派出所」に届け出る義務があります。その際に記入する書類を「臨時住宿登記表」と呼びます。

臨時住宿登記表

旅行で中国に来た方はそんな処理をしたことはないでしょうが、実は泊まったホテルが代行して派出所に届け出ているのです。寮に入った場合も寮が代行届出しているので問題はありません。

寮にもホテルにも泊まらず、友人の家や、あらかじめ手配しておいたアパートなどに泊まる場合は、この手続きを自分でやらなければなりません。この届出をしていなかった場合、最高で1日あたり500元の罰金が科せられます。

外国人居留許可証

外国人居留許可証

X1ビザで入国した留学生は、「入国後30日以内」に所轄の公安局出入境管理局で居留証の発行手続きをしなければなりません。手続きをしなかった場合はこれも罰金の対象になります。

居留証とは正式には「外国人臨時居留許可証」といいます。(1年を超えて滞在する場合は「外国人居留許可証」)これを得ることで有効期限内は自由に何度でも帰国することができます。

留学生が多い大学では、大学に公安局の職員が出向いて一括して行います。大学の指示にしたがって、忘れずに済ませてください。

留学生が少ない大学や小規模の大学では、大学職員が代行する場合と、自分でやる場合があります。自分でやる場合の流れは以下の通りです。

1.健康診断書のチェックを受ける

2.次に以下の書類を持って管轄の公安局出入境管理局に行きます

地域によって発行までにかかる時間は違います。個人でされる方は余裕を持って早めに手続きを行ってください。担当者が風邪で休んでいるという理由で2週間待たされたという事例もあります。

注意していただきたいのは、居留証が発行されない限り、Xビザはあくまでもシングルビザであるということです。一旦入国して居留証が発行されないうちに日本に帰国した場合、Xビザは失効します。留学する場合、再度取り直すことになってしまいます。

危険なのは社会人の方などが、「Xビザを取ってから、出張で中国に入り、日本に帰国後、再度留学のために中国に入る」というパターンです。パスポートにビザが貼ってある以上は、その出張が15日以内であっても入国管理官はXビザで入国したと判断します。そのため、シングルビザであるXビザは、出張が終わって中国を出国した時点で失効となります。

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